予想家チーム

小田哲也

スポニチが誇る万馬券メーカー。

スポーツニッポン新聞社記者。重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。
着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か？の「1着型」を好んで狙う！

過去10年、優勝馬の最終４コーナーの位置は１番手３頭、２番手２頭、３番手２頭、４番手２頭、５番手１頭。６番手以下からの優勝馬はゼロ。スピード絶対重視の川崎1600らしく、自分でレースをつくれる馬が強い傾向。序盤は後方にいる馬でも向正面では前に進出できる機動力は必要になってきます。
続きを読む 年齢別内訳は４歳優勝なし、５歳４勝、６歳３勝、７歳３勝。優勝馬の馬番は１番２頭、２番２頭、４番２頭、５番１頭、６番１頭、８番１頭、11番１頭。今年は過去10年では最も少ない10頭立てになったので、それほど「枠」の有利不利はないかもしれませんが、コーナーがタイトな川崎だけに内を通りやすい「内枠優位」の傾向は出ています。
では、今年の展開はどうなるでしょう？　昨年のこのレースを道中２番手から抜け出して制したファルコンビークは基本的には前付け。久々のアランバローズ、前走で逃げ切り勝ちを飾ったアイウォールも逃げ候補。ただ、ファルコン含めて、この３頭は２～３番手の好位でも競馬はできるだけに、競り合いまでの乱ペースは正直考えにくいです。想定ペースはやや速めの「Ｍペース」とみます。
この流れと直近成績、川崎1600の適性を考えて、◎デュードヴァンを推します。南関東転入後の４戦は勝ち切れていませんが、いずれも内容的には十分走っています。１月大師オープン（２着）、２月多摩川オープン（２着）は今充実一途の勝ち馬ギャルダルを褒めるべきでしょう。続く３月フジノウェーブ記念（５着）もまたまた勝ち馬はギャルダル。デュードヴァンは流れに乗れず後方からになりましたが、最後差して追い上げた点を高く評価しています。大井1800の前走・ブリリアントカップ（４着）は自ら先手を奪って、実力馬ランリョウオー相手に「０秒１差」は価値があります。ＪＲＡ時代から、ユニコーンＳ（２着＝勝ち馬カフェファラオ）を含め、左回りマイルがベスト。御神本騎手との続戦で今回逃げるにしても、好位で控えるにしても、絶好の１番枠を得て、ロスない競馬が見込めます。脚質的にも、最終4コーナーで「前団」にはいる脚質。Ｖ最短とみています。
強敵はゴールドホイヤー。昨年の当レース２着馬。当時より競馬が上手になり、１〜２列前で運べる機動力も備わってきました。58キロは鍵ですが、地元・川崎巧者でもあって評価は下げられません。
スワーヴアラミスは決して流れが向いたとはいえない前走・ブリリアントカップ（２着）で強烈な伸び。ＪＲＡ重賞３勝馬。さすがに力はあります。確かにマイルは短いですが、元々が左回り巧者。最終4コーナーで中団より前に取り付いていれば。
アランバローズは休養前の勝島王冠（11着）はゴールドホイヤーともども先行勢にきつい流れ。自身1800は微妙に長く、マイルなら巻き返して当然。ただ、同型との兼ね合いと休養明けは多少気になります。問答無用に行ってしまう形だと脅威ですが…。
穴っぽいのはオーヴェルニュ。前走の浦和1400はさすがに忙しく、距離延長と週初めの雨が多少でも残って湿ったダートならば底力から要注意。

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