予想家チーム

小田哲也

スポニチが誇る万馬券メーカー。

スポーツニッポン新聞社記者。重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。
着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か？の「1着型」を好んで狙う！

　ＪＲＡ馬相手の雲取賞、ブルーバードカップに挑んだ馬たちが中心的存在になりそうです。そのステップとして、年初の１月に浦和で行われた「ニューイヤーＣ」は優勝したギガースを筆頭に、２着クルマトラサン、３着ライゾマティクス、４着アムクラージュと揃って出走してきただけに最も重要になりそうです。
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　雲取賞の着順だけ見れば、最先着７着のギガースがニューイヤーＣも制しているので優位に移りますが、ニューイヤーＣのレースをもう一度復習すると、◎ライゾマティクスが一番強い競馬をしたのでは？一番重い58キロを背負った上に、大外10番枠。桑村騎手が手綱を押して３番手は確保しましたが、内枠からスムーズに逃げたクルマトラサン（57キロ）、「番手絶好」で運んだ勝ち馬ギガース（56キロ）と比べると、枠と負担重量の差もあって一番厳しいレースを強いられました。それでも、最終４コーナーで桑村騎手は追い通しの手応えにもかかわらず、ゴール前では粘り強く伸びて、２着クルマトラサンに迫る勢いでした。雲取賞（８着）は出遅れて流れに乗れませんでしたが、川崎では昨年10月鎌倉記念（２着）で好位から上手に運んで、３着パンセ、４着アムクラージュに先着した実績もあります。今回は他馬と同じ56キロ（牝馬54キロ）で、絶好の内枠。もともと発馬自体はいい馬なので、好位で流れに乗れれば、重賞で好走してきた底力を示すとみます。
　ギガースはライゾマティクスに２戦続けて先着に敬意を表して対抗１番手です。ニューイヤーＣは流れにも乗って理想すぎる競馬でしたが、上手に運べるセンスは初の川崎にも打ってつけでしょう。
　オッズ妙味がありそうなのはニューイヤーＣ４着のアムクラージュ。確かにニューイヤーＣは、完敗は完敗ですが、全日本２歳優駿（９着）を使った後で難しい面があったかもしれません。間隔を空けて、ベストの1400ｍ。一変しても不思議ではありません。
　クルマトラサンは微妙な最内１番枠。この枠だともまれるのを嫌って行く競馬になるのでしょうか？行きたい馬が何頭かいるので、展開面は鍵になりそうです。
　川崎経験豊富なパンセが川崎に戻って改めて。
　道営馬カプセルの評価は正直難しいです。悩んでいます。昨秋の平和賞（船橋）を含めて勝った３戦はいずれも逃げ切り勝ち。その平和賞と比べると、南関東勢も好メンバーになっています。同型馬の多さにやや不安もあって、馬券上は「押さえ」までとしました。

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